突然の体調不良と入院体験

最近、誕生日を迎えて47歳になりました。歳を重ねて、肩が痛くなったり、疲れやすくなったり、血圧が少し高くなったりと、いろいろな体の変化を感じています。

それでも「年相応のこと」と思い、平穏に日々を過ごしていました。まさか、入院が必要になるほどの大事にはならないだろうと油断していました。

そんな日々の生活を楽しんでいたある日、思いもよらない出来事が突然襲ってきたのです。

突如現れた眩暈と肩の痛み

それは、仕事が終わり、翌日の休日をどう過ごそうかと考えていた夜のことでした。夕食を食べながら、明日の計画をぼんやり考えていた時、突然左目の前が明るくなり、その直後に左肩に強い痛みが走りました。

まさか、脳梗塞や脳出血かと焦りましたが、手足のしびれもなく、動きにも問題がなかったため、そのまま放置してしまいました。

翌日も続く頭痛

翌朝、目が覚めても頭痛が治まらず、出かけるのは諦めて家で休むことにしました。とはいえ、薬が必要なほどの激しい頭痛ではなく、頭の後ろ側が重く鈍い痛みを感じる程度でした。

「疲れが溜まっているのかもしれない」と自分に言い聞かせ、せっかくの休日でしたが、体を休めることに専念することにしました。

続く頭痛と受診の決断

さらに翌日、仕事の日が来たのですが、頭痛は一向に良くならず、体調も優れません。これだけ頭痛が続き、最初の症状も気になっていたので、仕事を休んで病院へ行くことにしました。

実家の近所に信頼している脳外科のクリニックがあったため、そちらを受診することに。しかし、人気のクリニックで予約が必要でした。予約時間まで待ち、ようやく診察を受けることができました。

CT検査とMRIの必要性

症状を伝えると、先生も慎重に問診を行い、重篤な病気の可能性を排除するためにCT検査を行うことになりました。初めてのCT検査で少し緊張しましたが、結果として大きな異常は見つかりませんでした。しかし、血管の一部に気になる箇所があったため、MRI検査も必要だと言われました。

CTとMRIでは検出できるものに違いがあります。CTは脳出血の早期発見に優れている一方、発症直後の脳梗塞は捉えにくいため、MRIでの確認が重要なのです。

クリニックではMRI検査ができなかったため、紹介された別の施設で検査を受けることにしました。

初めてのMRI検査

CTは数分で終わりましたが、MRIは約20分ほどかかりました。狭い筒状の機械に入るので閉所恐怖症の人には辛いかもしれません。私も不安でしたが、目を閉じてじっとしていれば大丈夫でした。

MRIの中はかなり音がうるさく、「カンカン」「コンコン」「ガンガン」「ジージー」といった大きな音が鳴り響いていました。ヘッドホンをつけて音楽が流れていましたが、ほとんど聞こえません。それでも、20分間耐えて無事に検査は終了しました。音が気になる以外は、それほど嫌な検査ではなかったです。

MRIの結果と突然の入院決定

MRI検査の結果を持って再びクリニックへ。先生は最初、血圧のコントロールをして経過観察で大丈夫だろうと言っていました。しかし、何度も画像を確認するうちに、微小な脳梗塞の跡と、血管の一部が解離している可能性があることが判明しました。

そして、先生から突然の一言。「今から入院できる?」

頭が真っ白になりましたが、自宅で血圧を管理するのは難しく、何かあったときにすぐ対応できないため、入院することを了承しました。救急車で行くか聞かれましたが、特に体調に問題はなかったため、自分で紹介された大病院へ行くことに。そこは脳梗塞や心臓の病気の専門病院でした。

入院初日

入院初日は、自分で歩いて救急外来へ行きましたが、「入院の話は聞いていません」と言われ、しばらく待機することになりました。紹介状と画像検査のCDを渡して、再度待機。結局、診察はしてもらえることになり、その結果「入院した方がいい」との診断で、そのまま入院することになりました。

最初にクリニックで診察を受けたのが午後3時頃でしたが、入院が決まったのは夜9時を過ぎていました。

入院初日は点滴とエコー検査を行い、医師から安静にするように言われました。トイレも車椅子で行くよう指示され、戸惑うことが多かったです。初めての入院で不安はありましたが、なんとか落ち着いて休むことができました。

持ち物については、何を準備すればいいか分からず、とりあえずスマホと充電器だけを持参。足りないものは、家族に持ってきてもらうことにしました。

続きは次のブログでお伝えします。