急に体調が悪くなり、吐き気とめまいが止まらなくなりました。メニエル病的な回転性めまいではなかったので、もしかしたら胃になにか問題があるのかと思い、胃カメラで検査を受けることにしました。胃カメラで検査をした結果…
- 胃が荒れている
- 癌かもしれない場所がある
- ピロリ菌がいる
検査をしてくれた先生からは「今まで胃カメラの検査したことなかったの…?」と結構呆れられた様子で話をされました。職場の検診とかでは胃カメラまではしないので、必要がなければ胃カメラは受けようとは思わなかったです。胃カメラってしんどいイメージがありましたからね。
胃カメラを受けた結果ピロリ菌がいたので除菌をすることになりました。
ピロリ菌の除菌は1週間抗生剤などを飲み続けること
ピロリ菌の除菌はボノサップパック400というやつを朝・夜の2回一週間飲み続けることです。薬を飲むだけなのでそれほど大変ではないのですが、ボノサップパック400は3つの薬が入っています。
クラリスロマイシン(抗生物質)
→ こちらもピロリ菌を退治するお手伝いをします。
ボノプラザン(胃酸を抑える薬)
→ 胃の中の酸をしっかり止めて、除菌薬が働きやすい環境を作ります。
アモキシシリン(抗生物質)
→ ピロリ菌をやっつける薬の1つです。
合わせて5錠の薬を1回に飲むことになるの普段から薬を飲んでいないと1回飲むのも大変ですね。飲み忘れは駄目なので絶対に忘れないように薬の管理をしました。常にダイニングテーブルに薬を出しておき目につくようにして、除菌薬を飲んでいるときは外食は避けて、治療の時間1週間を過ごすことにしました。
副作用などについても説明を受けていましたが、大体次のような感じになっていました。
- 下痢・軟便 約10〜15%
- 腹痛・胃の不快感 約5%
- 発疹・かゆみなどアレルギー反応 約1〜2%
- 味覚異常 約1%
まれな重い副作用
- 偽膜性大腸炎(激しい下痢) ごくまれ
- 重いアレルギー症状(アナフィラキシーなど) 0.1%未満(1,000人に1人より少ない)
重篤な副作用が出た場合は服用を中止して医師の診察を受けるようにということだったのですが、僕の場合は1週間薬を飲み続けて下痢気味になった程度ので特に強い副作用はありませんでした。でも薬を飲み続けるのはあまりいい気分ではないのですけどね。
ピロリ菌の除菌を拒否したらこんなリスクがあるよう
ピロリ菌は除菌したほうがいいとはよく言われていますが、ピロリ菌に感染しているとどのようなリスクがあるのか簡単に調べてまとめておきました。
1. 胃に炎症を起こす
ピロリ菌が胃の中にいると、胃の粘膜を傷つけて慢性的な炎症(慢性胃炎)を引き起こします。炎症が長く続くと、胃の粘膜が弱くなり、さまざまな病気につながります。
2. 胃・十二指腸潰瘍の原因になる
ピロリ菌が出す毒素などの影響で、胃や十二指腸の粘膜が傷つきやすくなります。その結果、胃潰瘍や十二指腸潰瘍ができやすくなります。
3. 胃がんのリスクが高くなる
一番大きな問題は、胃がんのリスクが高くなることです。世界保健機関(WHO)も、ピロリ菌を「発がん性がある菌」として位置づけています。ピロリ菌による慢性的な炎症が長年続くと、胃の粘膜が変化し、最終的に胃がんが発生するリスクが高まります。
4. その他の病気も引き起こすことがある
ピロリ菌は、胃ポリープや特定のリンパ腫(MALTリンパ腫)の原因にもなります。また、最近では鉄欠乏性貧血や血小板減少症など、胃以外の病気との関連も報告されています。
胃がんのリスクが高くなるのが一番怖いです…。今回の診察の結果でも癌かもしれないと言われたときは血の気が引きました。生検の結果癌ではなかったので僕はよかったのですが、少しでも健康に生きるためにピロリ菌がいないほうが良ければいいのであれば除菌はしておきたいですね。
抗生剤を飲んだ結果、ピロリ菌は…
抗生剤を飲んだ後はしばらくそのまま過ごして、その後で再検査とういことになっています。僕は5月にピロリ菌の除菌をしましたが、8月に再検査して除菌ができているかを確認するということになりました。
検査は呼気検査になるのでもう1度胃カメラを飲む必要はないのですが、検査結果が出るまではしばらく時間がかかりそうです。ピロリ菌の検査結果は検査が終わったときに書くことにします。