僕は結婚生活の殆どを別居して過ごして…。6年間の別居生活の上離婚しました。離婚した理由は色々とあるけれど一番離婚する!って思ったことは…。元妻に対しての愛情が全くなかったから。
僕は結婚した当時はこんな感覚だったので、結婚に必要なものはこんなものだと思ってました。
結婚は経済的な意識が一致することがすべてだと思ってた
夫婦って長い年月一緒にいたら…。愛情は情に変わるだろうし、若いときみたいに「あなたのことが好きで好きで仕方がありません!」みたいにはならないと思ってました。
僕は妻と付き合った当時は愛情があると思ってましたけど…。愛情じゃなくて仕事でたくさん助けてもらって感謝のほうが大きかったんですよね。でもそれを愛情だと思って付き合って…。
3年ほど付き合ううちに愛情は減少傾向にあったんですけど、元妻から分かれるか結婚か選べって言われたときに結婚することを選びました。
結婚することを選んだのは、妻には愛情はなくても情はあったし、妻との経済的な感覚が似ていたのであまりぶつからなくていいと思ったからです。
結婚って生活をともにするわけだから、お互いの金銭的な部分もさらけ出さないとダメだろうし、お金の使い方も色々と考えないとダメだろうし…。だから経済的な感覚が似ていることは結婚の必須条件だったんですよ。
この感覚もすごく似ていたし、結婚しても金銭的な苦労はそれほどないなって思って結婚しました。
愛情が情に変わっていたとしても、金銭的な感覚・経済的な感覚が似ていれば大丈夫だろうって思ってました。
愛情がなかったらしんどい結婚生活…。
元妻のことは別に嫌いではないし、一緒にいることは嫌ではなかったのでとくに結婚生活に支障をきたすことはありませんでした。
僕自身も相手に愛情が少なかったとしても、経済的には心配しなくていいしそれなりの生活を送っていましたし。
でも苦痛なのが妻から「私のことどう思ってるの?」って言われたとき…。僕は情しかなかったので相手のことを愛してるとかそういう感情は一切ありませんでした。
「私のこと愛してる?」って言われるのが苦痛で苦痛で…。本当に嫌になりました。これは元妻が悪いということではなくて、僕自身が元妻のことを情しかなかったのに結婚してしまったというところにあるんです。
やっぱり結婚って愛情がないと成立しないんだなって実感をしました。
別居生活を得て愛情の大切さを思い知る
長い別居生活中も経済的な協力関係はあったので、別居生活になれてからは大きな不満もなくなってくるようになりました。
ただ、毎日自分が何をしてるんだろ…。なんで結婚っていう形をとってるんだろう…。っていう疑問的なものがどんどんと出てきて別居中の結婚生活が虚しくなります。
なんでこの人と食事してるんだっけ?とか子どものために旅行に行ってもなんでこの人といるんだっけ?って疑問を持つようになってしまいました。
別居生活6年目に…僕自身も色々と疲れ果てた時に他の女性に興味を持ち始め、好きになり、そのことから離婚をすることを決意しました。
まぁ僕が自分勝手なのかもしれませんけど…。愛情がある人の方が一緒にいて幸せだなって感じてしまったんですよね。
結婚するのに必要なのは愛情だと思い直した
結婚をするんだったら経済的な観念も大事だし、生活を考えたときにどういう生き方をしたいのかっていうこともものすごく大事です。
でも、結婚した相手とこれからもずっと一緒に年を重ねていきたいか…。ずっと一緒にいたいかっていう気持ちがどれほど大事かということを思い知らされました。
好きな人のためだったら…。相手から何かもらうことを求めるよりも相手のために何かをすることがうれしいことだし思いやり度もかなり高い。
喧嘩をすることもあるだろうけど…。相手のことを思いやる気持ちが薄れるっていうことはあんまりないんですよね…。そんな相手と一緒にいることができたら幸せなんですよ。
だから…。経済的なこととか生活のために結婚するとか、世間体のために結婚するとか本当に意味がないなって実感しました。
結婚してからやっぱりこの人違うは…っていうことはたくさんあるかもしれませんが、結婚をするのに大事なことは年をとっても手をつないで歩きたいと思うか思わないかだと心から感じました。
けんいち