前回のブログではカテーテル検査の準備を終えてカテーテル検査に向かうところまでを書きました。今回は実際に造影カテーテル検査を受けた感想です。
検査室に入るとDrやら技師さんがたくさんおられました。ベッドの上に寝かされて、モニターを装着されて、カテーテルを挿入する場所の部分麻酔をされます。部分麻酔はもちろん痛いのですが、麻酔が効いてから、カテーテルを血管に挿入する場所を作るためにシースと呼ばれるものが留置されるのですが、このシースをいれるときがすごく痛い。
血管に穿刺針が刺されるときも痛かったですし、シースが入って来たときもすごく痛かったです。麻酔が効いてるから痛くないですと言われましたがめっちゃ痛い。ずんって入ってくる強烈な痛みで僕にとっては耐え難い痛みでした。とにかく最初にシースを挿入する右の鼠径部が痛い。
局所麻酔なので先生が話していることとか何をやっているのかなどが分かる状態です。カテーテルが入って来たときは全然わからなかったんですけど、鼠径部が痛いのは続いていたのでしばらくは耐えるだけです。麻酔してるから痛くないはずなんでしょうけどね。僕は無理でした。
先生は内から押されてる感じがするだけだと思うから大丈夫だよと言ってくれていますけど、そういうのとは全く違う冷や汗がでる痛さでしたから。
カテーテルが入ったらあとは先生が造影剤を送るところまでカテーテルを操作するのでそれを待つだけ。カテーテルの操作中は「そうじゃないよ。こうしたらいいんだよ」みたいな声が聞こえてきて大丈夫なんですか??って不安になりつつも…。造影剤を送る場所までカテーテルが来るのをただ待つだけ。
しばらくすると先生がいまから造影剤を流すので息とめをしてくださいと言われます。「吸って吐いて吸って吐いて止める」みたいな感じ。造影検査は撮影するときに動くとちゃんと撮れないし、つばを飲み込むだけでもちゃんと映像が撮れないみたいです。
そして「造影剤が流れるときに体が熱くなるからそれにびっくりして動かないでね~」と注意をされて初めての造影剤が頭の方に流されます。
造影剤が体に入ってきたときは造影剤が流れてる場所がしっかりとわかるぐらいに流れてる場所が熱くなります。そして、左側の頭の方に造影剤が流れたと思わるときは左の目の前が真っ白になりました。正直めっちゃ不快。変な汗が出てくる感じでした。
1回目の造影剤が流れ終わったあとで看護師さんが声をかけてくれてアレルギー反応が出ていないか、しんどくないかなどを聞いてくれます。
この造影剤は1回流れたら終わりではなく何回ぐらい流れたかわからないぐらい流されます。体が熱くなるだけならいいんですけど熱いというか灼熱感を感じるし、流される場所によってはめまいがしたり、ちょっと吐き気がしたり…。まぁ僕は地獄でした。人によって感じ方は全然違うようです。
根性ないなと思いつつも人によって感覚が違うから仕方がないと思って約1時間半ぐらい耐えました。そしてカテーテルが抜かれ、シースが抜かれそこからは圧迫の時間です。医師が15分圧迫止血をしてくれます。
先生も15分間手で押さえ続けないとだめだからしんどそうでした。そして15分の圧迫止血が終わったあとからさらにテープでがっちりと巻いて創部を止血。カテーテル検査が終わってから4時間カテーテルが挿入された右足は一切動かすことができなくなりました。
足を動かすことができないので帰りはストレッチャーで寝たままで病室まで戻ります。
検査が終わってからは腰痛と尿意との戦い
病室に戻って4時間体を動かすことができないので、寝たまま食事を摂り寝返りもできずひたすら耐える。途中看護師さんがタオルを持って来てくれて腰のところに挟んでくれたりはするのですがそれだけではもちろん耐えることができず腰は悲鳴を上げます。
そして尿意もどんどんと強くなっていきもちろん排尿をしてもいいのですが、ベッドの上で排尿するのには抵抗があるし素直に出すこともできずひたすら我慢。トイレと腰の痛みを我慢して4時間が経過したところで医師が再びやってきて傷口を確認。問題がなかったので開放されてそこから自由に動けるようになりました。
看護師さんにお願いしてトイレまで車椅子で連れて行ってもらい排尿したときにホッとしか感じは幸せで満ち溢れますね。腰痛はずっと続いたのでしばらく苦しみましたが、翌日には徐々に収まってきたのでよかったということろでした。
造影カテーテル検査は2度と受けたくないと思ってしまう検査でした。こうして入院2日目は終わります。