以前テレビ番組で、日本の現代社会において結婚は破綻すると結論できる!って内容の放送がされていました。
結婚するときは、この人と一緒に幸せな家庭を作る!とか幸せなことばかり考えていますが、何年か経つと夫婦生活がうまくいってないなんてのはザラ。
結婚生活を送っていても、だんだんとお互いの感謝もなくなっていって、結局は離婚に…。
離婚しちゃうと結婚したことって無駄だったな…なんて後悔に思っちゃったりもしますが、離婚するのはもう辺り前なんですよね~。
実際に結婚している人で離婚する割合と夫婦円満な夫婦がすごく少ない次のデータをみてもらうと、まぁ結婚すること無駄なんかなって本当に思いますよ。
離婚する夫婦はどれぐらいの割合でいる?
自分が働いているまわりでも離婚経験者は何人もいます。感覚的には半分ぐらいの人は離婚経験者。それぐらい離婚は身近なもの。
離婚したって聞いても別に驚くことはないですからね~。
2016年の厚労省のデータを元に離婚件数÷結婚件数でその割合を出すと、日本の離婚率は35%なんです。100組いれば35組は離婚するということです。
離婚するなんて今の時代当たり前のことで、結婚生活を維持するのがアホらしいぐらいなのかもしれませんね。
離婚していない夫婦でも、ほとんどは夫婦円満ではなく冷え切った関係
離婚する人が35%だとすると、結婚生活を続けている人は65%。
結婚生活を続けている65組でもその中の75%は夫が浮気・40%が冷え切った関係で、20%が妻が浮気をしているっていう状態なんです。
全部足して100%にならないのは、夫が浮気・冷え切った関係・妻が浮気が重なりあっているからです。夫も妻も浮気とか、夫が浮気をして冷え切った関係で結婚生活を継続しているとかそんなことです。
こうやってみると、夫婦円満に暮らしている人はほんのわずかな人しかいないってことです。
離婚している夫婦よりも、円満な夫婦の方が少ないっていってもいいぐらいなんです。
夫婦円満よりも、離婚の方が普通な時代なんですね。
夫婦関係が冷え切っていたとしても離婚しないのは
- 子どものため
- 妻の収入が少なくて夫の収入が必要だから
- 夫は家事をしてくれる妻がいたほうがいい
こんな理由ですね。
年をとってもお互いに手をつないで一緒に人生を歩んでいるなんていうのはなかなか難しいことなのかもしれませんね。
そもそも人は恋愛関係を長続きさせることが難しいことがわかっている
林先生の初耳学の中で紹介されていた研究にアメリカの人類学者ヘレン・フィッシャーが紹介されていました。それによると
- 生物としての人間の特性としては4年で離婚
- 脳科学のデータからだと一緒にいることで喜びが得られるホルモンの1つドーパミンは3年で切れる
っていうことなんですよね。
結婚するまで、結婚してからしばらくは、この人と一緒にいるって決めていても、一緒に生活していると、相手の嫌な部分ばかりが見えてきて、なんでこの人と一緒にいるんだろって思ったり…。
夫婦生活をある程度続けると、恋人っていうか、子どものお母さんとか、子どものお父さんとかそんな感じになってきちゃいますよね。
すごく不思議なんですけど、保育園なんかにお迎えに行ったときに、ママ通しとか夫婦の会話を聞いていると、夫婦でお互いのことを「パパ」「ママ」って呼びあってますもんね~。
恋人の時なら絶対にない呼び方ですもんね。
まぁ、恋人の感覚から、生活を同じにしている人に変わってくるのかな。夫婦それぞれ、結婚して4年でそれぞれが自分の未来を考え始めるっていうから、男女の役割よりも、『夫』『妻』の役割が大切になるってことでしょう。
夫が長時間働いて高い収入を獲れば妻の満足感は得られるのか?
夫元気で留守がいいなんて昔は言ってましたが、夫が長時間働いて、たくさんのお金を持ってきたら、妻は満足することができるんでしょうか。
残念ながら今は違います。妻が夫に求めることの一つに家事の手伝いがあります。
家事は家を守るための大事な仕事の一つ。家事ぐらい…って考える男の人もいるかもしれませんが、家事って超大変。何が大変って終わりがないから。
普通の仕事なら、タイムカードを押せばそれで仕事は一段落。でも家事・子育ては、やってもやっても次から次へとやってきて終わりがない。
家事も外での仕事と変わりがないことだっていうことです。
だから、夫が仕事が終わって家に帰ってきてから、家事をちゃんと手伝ってくれると、すごく嬉しいはずです。
なんちゃって家事じゃなくて、ちゃんとした家事ですよ。
僕はセミシングルファザーなので、仕事が終わって家事と育児をしているので、主婦の大変さはすごくわかっているつもりです。
でも、夫の労働時間が長いと家事への協力が減っちゃうんですよね。
イクメンで平日も休日も家事の手伝いは積極的に参加している人がどれぐらい働いているかというと
- 週の労働時間が60時間未満の人が90.1%
- 週の労働時間が60時間以上の人が9.9%
家事に積極的に参加している人のほとんどが労働時間が短いんです。
で、平日も休日も家事や育児に参加しない人の仕事の時間の割合をみると
- 週の労働時間が60時間未満の人が78.4%
- 週の労働時間が60時間以上の人が21.7%
この数字をみると、家事や育児に参加しない人は働いている時間が長くなっている傾向があり、労働時間が長いと、家事や育児の参加に対して影響があることがわかります。
稼いでいる夫なら、外でしっかり働いて家にたくさんのお金をもって帰ってきてるんだから、家事は妻がやってよって思う人もいるかもしれません。
でも、お金=幸せではないんです。
お金をたくさん稼いでいるから妻が幸せとは限らない
夫が外で長くの時間仕事をしているということは、収入もそれりにある世帯も多いかと思います。
でも、お金をたくさん稼いでいるからといって幸せとは限りません。
収入と母親の幸福度を調査した結果では、年収が、500~649万円61.5 650万円以上64.4と500万円を超えてくると幸福度はそれ以上あがらなくなってしまいます。
お金がある=妻の幸せにはならないってことです。
外で忙しく働いて、家のことはすべて妻まかせ、たまの休みも仕事で疲れてるからっていって、家の事をほったらかしにされたら、夫も妻もなんのために結婚してるのかわからないです。
最悪になると、「俺が金稼いでんだから家のことぐらいやれよ」みたいな話になるわけですよね。
これじゃあなんのための家族か?生活を満たすためだけの家族なんか?よくわからなくなります。
やっぱり結婚は無駄?結婚して時間が経つとだんだんと相手に対して思いやりがなくなってくる
心の底から愛してるって思える恋愛的な感情は時間ともに落ち着いてきます。
恋愛感情が薄れてきたら、この人といる意味って何?なんでこの人のためにやらないといけないの?みたいに相手を思いやる気持ちってなくなってきます。
すると、結婚生活で相手に求めてるものが満たされないと、「なんでわかってくれないの!」ってイライラしたりしていつの間にか自分本位の考え方になってしまいます。
自分本位になると相手を思いやる気持ちが本当になくなってくる。
どんどんダメなところばかり見えてきて、ダメな所探しして、離婚にもっていくって感じです。
人なんていいところばかりじゃなくて欠点なんかたくさんあるわけだし、相手に求めるばかりではなにも帰ってこないんですよね。
幸せになるって、いい時間もあれば嫌な時間も当然あるわけで、それを夫婦で共に乗り越えていくのが結婚なんですよね。
だから、結婚して幸せになるっていう事はすごく覚悟がいることなんだと思います。
幸せになる覚悟がなければ結婚は相手と罵り合いをする無駄な結果に終わるのかもしれませんね。
離婚したとしても結婚は無駄ではないと思う。
離婚したとしても、結婚生活を送るのは人生の中でひとつの経験。いいこともたくさんあれば悪いこともあります。
もし1人の相手じゃ満足できないっていう自分がわかれば、結婚する必要がないっていうことを知ることができるし、1人の方が楽しく生活できるってことがわかれば、今後は1人で何を楽しむか考える事もできる。
子どもが自分の人生を楽しくしてくれるスパイスになるかもしれない。
離婚したとしても、結婚生活で得た経験は無駄ではないと思います。要は結婚や離婚の経験を今後にどう活かすかということです。
僕自身3年間セミシングルファザーとして生活をしてきてますが、妻は週末たまに帰ってくるって感じの不思議な夫婦関係です。
最初は夫婦は常に一緒にいるものだって思ってましたけど、最近はそうは思わなくなってきました。
夫婦だからって無理して一緒にいることも無いのかなって。距離をおいてバラバラだけど夫婦関係を続けるっていう生活もあるんだなって実感してます。
夫婦が常に一緒に居てラブラブしてるっていう夫婦だけが結婚じゃないし、色々な夫婦関係があっていいと思います。
冷え切った関係というのかもしれませんけど、お互いに干渉せず友達みたいな夫婦関係ぐらいがいいのかもしれません。
週末婚などなど、自分の時間を大切にしながらも結婚生活が続けることができる、今の時代にあった新しい夫婦関係を作っていくことが幸せになることなのかもしれませんね。